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2022.04.26

体臭の主な3つの原因

隣を通り過ぎた人の香りや
満員電車で密着した人、エレベーターの中など、
人の体臭が気になる場面が多くあります。

しかし自分の体臭は気づきにくいし、
確認するのも難しいですよね。

今回は体臭の原因についてお話いたします。

【体臭の3つの原因】

1.皮脂腺
皮脂腺とはお肌の内部にある細かな線のことで、
皮脂を作り出す器官のことです。
この皮脂がお肌の乾燥を防ぐ働きをしてくれます。

それはとても重要な役割なのですが、
厄介なことに、皮脂には「皮脂酸」という物質が含まれ、
それが空気と触れ合うと酸化します。

そして「過酸化脂質」というものになり、ニオイが生じます。
通常の分泌量ではニオイと感じるほどにはならないのですが、
もともと多く分泌されてしまう人や、
生活の習慣から多くなる人が、体臭がきつめになってしまいます。


2.エクリン腺
エクリン線は、汗腺の一つでほぼ全身に存在しています。
人間の汗は主にこの線から出ていて、ほとんどが水分を出しています。

暑いと感じた時に出る汗や、辛いものを食べた時に出る汗、
また、冷や汗もこのエクリン線から出ます。

エクリン線は酸性ではあるのですが、
皮膚から出ていて時は限りなく無臭で、
すぐに拭き取ってしまえば、特にニオイを気にすることはありません。

しかし放置すると、雑菌が繁殖して
雑菌の数だけ強いニオイになってしまうのです。
汗をかいたままの服が臭うのもこのせいです。


3.アポクリン腺
アポクリン線があるのは耳の裏や、脇の下、
デリケートゾーンなど特定の場所です。

この線から出る汗はアルカリ性で、水分のほかに、
脂質、たんぱく質、アンモニアが含まれています。

これらが先ほど説明した皮脂酸と混じってしまうと
雑菌が繁殖しやすくなり、
独特の苦みのあるきついニオイになってしまいます。

ワキガが強い方は、
アポクリン線が人よりも多くある方だと判明しています。

分泌物がアポクリン線の中にとどまっている分にはニオイは出ませんので、
汗をかかないようにすると体臭もおさまります。