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2022.04.28

体臭の種類

体臭とは、字の通り「体から出るニオイ」のことです。
日常生活を送っているときに自然と出ているものと考えてください。

そして体臭にはいくつかの種類が存在します。
どのような場面でどのようなニオイが出てしまうのか見ていきましょう。


【体臭の7つの種類】

1.ストレスからくるニオイ
仕事で生活が不規則になったり、面倒くさいと不摂生をしていると、
体からきついニオイがしてきませんか?

人間は緊張状態や興奮状態が長く続くと強いストレスを感じ、
自律神経が乱れてしまいます。

自律神経の乱れとは、体が活動していると活発になる交感神経と、
安静にしていると活発になる副交感神経の乱れのことを言います。

交感神経がずっと活動していると、
体を休ませる副交感神経が優位になれずに、
ニオイのきつい汗を出すアポクリン腺からの汗の分泌が増えてしまいます。

そのせいでストレス臭と呼ばれる強いニオイが出てしまうのです。


2.ホルモンバランスの乱れからくるニオイ
不規則な生活やストレスの影響は、
自律神経の乱れ以外にもホルモンバランスを崩してしまうことがあります。

女性ホルモン、男性ホルモンという分類を聞いたことがあると思いますが、
これは複数のホルモンをまとめて分けた言い方です。

男性ホルモンにはテストステロンというものがあり、
このホルモンは通常より皮脂を多く分泌さてしまいます。
その結果、体からニオイを放ってしまいます。

男性ホルモンは女性にもあり、ホルモンバランスが乱れて、
男性ホルモンの量が増えてしまうとニオイの原因になるのです。

3.疲労からくるアンモニア臭
疲れを感じていると疲労からくる
アンモニア臭が出ている可能性があります。

アンモニアや乳酸は疲れによって体内に蓄積され、
本当は肝臓で処理するのですが、
制御できなくなってしまうと処理しきれなかったアンモニアが
血液を回ってしまいます。

そして汗となって放出されてしまうのです。
特徴としてはアンモニアの独特なツンとしたニオイで、
そのニオイがしたら、体が疲れているという証拠でもあります。


4.食事からくるニオイ
食べ物も気を付けないとニオイの原因になってしまいます。
動物性の脂を多く摂取してしまうと皮脂腺を刺激してしまい、
皮脂腺の活動が活発になってしまいます。

活発になると皮脂を多く分泌してしまい、酸化し、
きついニオイとなるのです。
口臭も強く出てしまいますので、
肉ばかり食べないように気を付けましょう。


5.雑菌増殖からくるニオイ
雑菌が増えるとニオイが出てしまうことが分かりましたが、
雑菌が増える場面とはどんな時があるでしょうか。

例えば、一日着ていた服を洗わずに放置すると
洋服に雑菌が繁殖してニオイの元になります。
そのニオイは服に染みついてとれにくくなってしまうこともあります。

洗濯物はこまめに洗うことが大事です。
意外に盲点なのがシャンプーやボディソープです。
体を洗い清潔にすることは大事ですが、
そのあとしっかりすすぎをしているでしょうか。

耳の後ろや首まわりなど、ソープやシャンプーのすすぎ残しがあると、
そこから雑菌が増えてしまいニオイを発してしまいます。


6.ダイエット臭
体がスリムな人はなんとなく体臭がないように感じますが、
実はそうとも限りません。
流行りのダイエットで、糖質制限を行うものや、
炭水化物を抜いてしまうものがあります。

これらは糖質を摂取しないことにより、
体内の脂肪を燃やして痩せるというものです。
その過程でケトン体というものができます。

これは簡単に言うと脂肪が燃焼するときにできる燃えカスです。

そしてケトン体のアセトンという物質は甘酸っぱいニオイがして、
それが体や口から臭ってしまうのです。
これがダイエット臭と呼ばれるものです。

このニオイがする時は過度なダイエットをしている可能性がありますので、
気を付けるようにしてください。


7.加齢臭
中高年から出るニオイと言えば加齢臭というほど
このニオイは認知されました。

脂肪酸と過酸化脂質が結びつくことによって
「ノネナール」という物質が生まれます。
これが加齢臭の元となるのです。

40歳を過ぎると酸化を抑制する力が低下してしまい、
脂肪酸と過酸化脂質の分泌量が増えてしまうことが原因です。

女性ホルモンは抗酸化作用で皮脂の酸化を阻止できるので
加齢臭は出にくいのですが、
更年期以降は女性ホルモンが低下する傾向にあるので、
女性でもニオイが強くなる可能性があります。